2009年09月05日

高速道路無料化で、対象となりそうな道路の料金収入はたったの6,000億円

有料を維持するべき道路の料金収入:約1.2兆円
無料化に適する道路の料金収入:約0.6兆円
(対象:高速道路会社3社)(首都高・阪神高速・本四高速をのぞく)

という計算結果が出ました。
ちなみに、計算方法は簡単です。
まず、全線有料・全線無料になりそうな道路と一部有料になりそうな道路をわけ、全線有料・全線無料になりそうな道路ならそのまま↓のリンク先の料金収入を適用します。
http://www.jehdra.go.jp/pdf/572.pdf

一部有料になるだろう区間は、区間ごとに計算しました。
←のリンク先にあるH17道路交通センサス平日交通量に、大都市近郊区間なら1キロあたり28円、普通の区間なら21円、その他飛騨トンネルや関門橋といった特別区間は50円や40円にして、さらに365を掛ければいいだけです。
H17平日交通量のデータは、以下の点に注意する必要がありました。
「東海北陸自動車道が全線開通していないのでこのデータに+4,000台した」
「山陽道:調査当時は広島〜山口の間の1区間通行止めになっていたため、山陽道を+9,000、その間の中国道を-9000する措置をとった」
「外環については、1日に料金所を通過する車を30万台と決めうちし、単価は400円と勝手に予測して計算した」
「札樽道も同様に1日に料金所を通過する車を7万台と決め打ちした」

東関東道で全線計算したところ、成田までは31円、そこから先は24円でpdfにあるデータとほぼ同じとなりました。
ただし、この道路は関東以外へ行こうとする場合は必ず一般道か首都高を通らないといけないという特殊性があり、全国の路線では深夜割引の適用が多そうなのでそれより下げています。

完璧なデータを得たい方は、平成17年道路交通センサスを買うなり閲覧するなりしてください。国会図書館へ行けばあります。


よく考えてみれば、無料化するほどの閑散路線の料金収入なんてたかが知れてるわけです。
逆に有料を維持するべき道路は交通量が多いので料金収入もかなりあります。
たとえば、関越自動車道の練馬から東松山だけで年間350億の料金収入があります。
東松山から渋川伊香保まででも年間250億です。残りの渋川〜長岡の料金収入はたったの200億程度です。
東松山までの40キロで350億、
そこから渋川伊香保までの60キロで300億、
渋川から長岡までの140キロでは200億
全線で交通量がそれほど少ないわけでない関越道でも首都圏の近くと群馬から先ではかなりの差があります。
ちなみに、練馬〜所沢の9.4キロだけでも90億以上の料金収入です。


「本来得られるはずだった料金収入を国が補填する」方式で無料化するなら、年間6,000億円を出せばいいことになります。
自動車税を年間5万円増税して3.5兆円も税収を増やしても、実際に使われるのはたったの2割弱、です。
仮に自動車税を増税する方式(私は反対です)で無料化をしても、たったの8,000円の増税で済むわけです。
怪文書には5万円の増税になると書かれていましたが、ちゃんと下調べくらいしてもらいたいものです。
高速道路6社の道路を全部無料化するという極端な場合でも3.5兆円は必要ありません。6社の収入をあわせても2.3兆円しかないのですから。
posted by tokumei at 09:40| Comment(1) | TrackBack(3) | New 道路に関する記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月03日

高速道路無料化に必要なお金、実はそれほど多くない

ここを参考にしました
http://www.jehdra.go.jp/pdf/572.pdf

昔も計算したことがあるんですが、今回、平成20年度の収入で計算しました。
どう考えても無料になりそうな路線の収入を計算したら、3,000億しかありませんでした。
つまり年間3,000億補填したら高速道路の無料化が可能なわけです。
一部だけですが。

どう考えても有料になりそうな路線の収入を計算したら、6,500億ほどでした。
高速道路3社+本四の料金収入は1.9兆円です。
残りの9,000億円弱は、一部が無料で一部が有料になるであろう道路です。
東北道や山陽道、中国道などが含まれています。
仮に無料化したら4,500億円の料金収入がなくなるとすると、
全体で合計年間7,500億円ほどの補填で無料化が可能です。
(仮の計算です。おそらく料金収入の補填が必要なのは3,000億+2,000〜3,000億円程度ではないかと予測しています)

意外と少ないんですね。
後日、もっと詳しく計算してみようと考えています。


ちなみに、北海道の高速道路を全部無料にするために必要なお金は、年間400億円程度です。
なんと全体の政党助成金にアニメの殿堂をプラスするだけでできるのでした。

追記には、データを載せておきますが、不十分なものですので参考程度にお願いします。続きを読む

2009年08月31日

環境に配慮した物流システムの整備には時間がかかる

いよいよ政権交代が実現しました。おそらく何年かかけて高速道路の(混雑する場所を除いた)無料化が実施されるでしょう。

無料化、といいますか、(建設費を返すためだけに)料金収入を得るために法外な料金を取り続けて不利益が大きいシステムになってしまっている高速道路のしくみを、このまま維持する必要はありません。
高速道路がガラガラで並行一般道が大渋滞の今の状況がよいはずがないのですから。


ただ、将来的には、船舶・鉄道輸送が中心になったほうがいいと、私も考えています。
しかし、特に鉄道輸送については日本は瀕死の状態です。独立採算制を求められ、高い料金になってしまっているために貨物鉄道は使い物にならないものとなってしまっています。
船舶輸送はまだ大丈夫といえば大丈夫ですが、旅客フェリーは瀕死の状況ですね。
ただ鉄道輸送の場合はもっと悲惨です。線路がなければ貨物列車は走らせられませんが、その線路のインフラがまともに整備されてないからです。
将来的に、船舶・鉄道輸送を中心とするためにもっと鉄道を整備すべきでしょうし、補助金ももっと出したほうがいいのですが、ただそこに行き着くまでは道路交通に依存するしかないでしょう。
となると、現状では既存の道路インフラをいかに効率的に使うかに行き着きます。高速道路の(混雑する場所を除いて)無料化はその最適解ではないでしょうか。



高速道路の(混雑する場所を除いた)無料化はずっと続くでしょうが、車の利用を減らして、公共交通に転換する必要は必ず出てきます。
ただ、圧倒的大多数の地方では車が必須ですから、車が必要ないくらいに公共交通を充実させる必要があります。
ただ、そんなことを全国の市区町村で実施するのは不可能でしょうから、公共交通や車がなくても生活できるようになるのが一番なんでしょうね。
posted by tokumei at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | Old/New 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月22日

民主党案の無料化は円滑に行われる可能性が高い

民主党が政権与党となった場合、高速道路の無料化は間違いなく行われるでしょうが、以下のような状況にはならない可能性が高いと考えています。

「自動車1台あたり5万円の増税」
「道路整備の大幅な遅れ」

5万円の増税は民主党の幹部が発言しただけですが、それが大きく一人歩きしている印象です。
特に地方在住の人にとってこの増税は致命的で、実施された場合、次の参議院選挙に勝つ可能性が低くなります。
また、有料を維持するであろう道路だけでも相当の料金収入がありますから、仮に増税する場合でも5万円も増税する必要はありません。

道路整備の大幅な遅れは建設・土木業者の連鎖倒産につながる可能性が高いですから、まず遅れることはありません。
また、万が一上記のようなことが行われようとした場合、国民新党が猛反発する可能性が極めて高いです。
民主党は参議院では単独過半数に達していませんから、他の党と連立しないと与党にはなれません。今回の衆議院選挙で民主党単独で2/3以上をとれば話は別ですが、まずありえないでしょう。

ですから、上記2つの内容がそのまま実施される可能性はほぼ0です。


無料化される場合でも、数年間は料金所がそのまま残される可能性が高いと考えています。
段階的に無料化した場合、そのつど新しく本線に料金所を新設、撤去するのは非効率的です。

無料化すれば流れが悪くなるという意見が見受けられますが、交通容量は一部の道路を除いてかなりの余裕があります。
また、右車線ばかりずっと走るような車に対しては取締りを強化すればいいだけです。立派な違反なのですから。
生活道路代わりに使われる可能性もそれほど高くありません。
高速道路はIC間の距離がかなりあり、日常的に10km以上の移動をする車はそれほど多くはない、あったとしても一般道をそのまま移動したほうが便利な場合のほうが多いでしょう。
逆に言えばICを増やすのは得策ではありません。
ICでの渋滞が懸念されていますが、もともと流出入の少ない前提の信号パターンになっているのですからそのままだと渋滞するのは当たり前です。

無料化後は多少の混乱があるでしょうが、だからといってそのままバカ高い料金のままで放置していいとはとても思えません。
過去の記事にも色々書いていますので、興味がある方はご覧ください。

財源は赤字国債や埋蔵金とやらでなんとかなると思いますけどね。
といいますかそれ以外の方法はないでしょう。
財政破綻しそうなほど借金がたくさんあると財政再建派が主張しているのになんで積み立て金がたくさんあるのかと個人的に疑問に思ってしまいます。
posted by tokumei at 15:20| Comment(2) | TrackBack(0) | New 道路に関する記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月03日

GW Uターンラッシュ時の抜け道について

たいしたことはないですが載せときます。
参考になるかもしれませんし、ならないかもしれません。

九州方面→関西方面
全線中国道の利用をお勧めします。
山陽道は渋滞する可能性が高いです。

四国→関西・東海・関東方面
瀬戸中央道経由・または徳島道経由をお勧めします。
高松道対面通行区間の上り大坂トンネルは、四国一の渋滞ポイントです。
ピーク時には20〜35キロの渋滞が予想されます。
そこを抜けても、今度は中国道・名神の渋滞があるわけですが、
(姫路からは:山陽姫路西→姫路バイパスなど→第二神明→)
(淡路からは:布施畑JCT→)
北神戸線→新神戸トンネル→ハーバーハイウェイ→湾岸線など→
東大阪線→近畿道→西名阪→名阪国道
と行くのが渋滞を回避する唯一の方法です。
(阪神高速は料金度外視でわかりやすいルートにしています)
ただし、それでも東名阪の渋滞は不可避です。
一応フラワーロードとかが迂回路にはあるんですけど、
わかりにくいんで東名阪の渋滞に突っ込んでください。

四国→京都・北陸・東北方面
瀬戸中央道・岡山道または播但道を経由して中国道へ、
吉川JCTから舞鶴若狭自動車道へ行ってください。
京都に帰る場合は、篠山から国道372号を使ってください。
北陸方面は小浜へ。小浜西は混んでる可能性があるので
大飯高浜で降りるとよいでしょう。
以前も載せました広域農道を使って小浜をスルーしてください。
敦賀からはまた再び高速に乗ってください。
北陸方面向きですが、木之本・米原経由で中部・関東方面へも使えます。
1,000円が適用されるか微妙な時間帯(5月6日夕方以降四国発)の場合、
中国道、名神の渋滞に嵌ってください。大して混んでないと思います。


中央道・小仏トンネルの大渋滞に嵌る可能性がある場合

関越道経由を検討してください。
中央道上りの渋滞は、動きません。
関越道の渋滞は、距離そのものは長いですが、
渋滞中の流れは中央道よりかなりよいです。
松本・諏訪より佐久方面へ行ける一般道があります。

関西・名古屋方面から中央道を使い東京方面へ帰る予定を立てている方は
東名経由に変更をお勧めします。
特に5日上りは勝沼から八王子まで3時間かかると予想されています。
大和トンネルの渋滞のほうがまだマシです。
posted by tokumei at 15:20| Comment(0) | TrackBack(2) | New 道路に関する記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高速道路、このように改良してください

高速道路1,000円により、普段の土日の渋滞は大した変化がありませんでしたが、
今回のGWのような、長期休暇では非常に混雑するのは明白で、現に渋滞しています。

しかしながら、主要渋滞ポイントは普段から渋滞、渋滞してなくても
流れが悪い場所です。

今回は、主要渋滞ポイントの改良案を記事にしてみようと思います。
重要度の低いものから高いものまで扱おうと思ったのですが、
なにぶん大変なので、重要度の高いポイントに限って公開します。

続きを読む
posted by tokumei at 14:37| Comment(1) | TrackBack(2) | New 道路に関する記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月27日

休日1,000円で使える迂回路について

・中国地方の走行ルート(中国道・山陽道)

山陽道は全線で渋滞する可能性が高いです。
また渋滞していなくても混雑時は非常に運転しづらいです。
(名阪国道レベルと考えてください)
神戸〜広島・山口方面へは中国道を経由してください。

・敦賀・木之元〜小浜西(北陸道⇔舞鶴若狭道)
(北陸〜中国四国地方の迂回路)

西行(小浜方面)
小浜市にある「若狭西街道」が先週末、全線開通しました。
分かる方は使ってください。若狭西街道に入って、終点近く、福井県道1号の交差点を左折し、大飯高浜ICから舞鶴若狭道に乗ってください。

東行(敦賀方面)
小浜西ICは激しい混雑が予想されますので、西行きの逆パターンで若狭西街道を使ってください。


・東海北陸自動車道
東海北陸道を使った旅行の中止をお勧めします。
富山方面、飛騨トンネル内での停滞の可能性が極めて高いです。
また、飛騨方面は4月中旬まではチェーンの携行をお願いします。


・北関東道太田桐生⇔東北道佐野藤岡
佐野藤岡ICそばのアウトレットの渋滞が酷いので日中は時間がかかると思ってください。


近畿・東海⇔東北方面は、磐越道を経由したほうが近くて早いです。

北陸・東海⇔中国・四国方面は、名神を使って渋滞に嵌ってください。
小浜経由も紹介しましたが、西行は混雑が酷いです(バイパス道路が開通したので混雑は緩和されている可能性があります)

都市部から数百キロ程度の旅行は、この週末は青春18きっぷが利用可能です。
年齢制限なし、1日当たり2,300円、多人数でもOKです。
発売期間は3月31日まで、利用可能期間は4月10日までですから、
来週末に旅行される方は3月31日までに青春18きっぷを買うと良いと思います。
ただし、1日に移動可能な距離はそんなに長くありませんから、利用時は計画を立ててください。
posted by tokumei at 21:21| Comment(0) | TrackBack(1) | New 道路に関する記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

続・高速道路1,000円 それと休日1,000円で渋滞しそうな道路

前回は本当に感想程度のものです。
前回分が数分で書いた記事なので、つけたしながら色々と書こうと思います。

1,000円は下げすぎです。が、大胆な割引が実施されなければ経済効果は中々現れません。割引それ自体については評価します。

渋滞しない道路の大幅割引が望ましいのですが、

しかし、現状では渋滞しそうな「大都市近郊区間」と「それ以外」の区分しかありません。
ですから、地方部を上限1000円とする割引が実施されることになったのでしょう。
(大都市近郊区間の割引率が少ないことにも反発の声が出てるのに、地方部も対象外の区間があればその区間の自治体から反発されることは間違いなしです)

しかし地方部の道路でも渋滞しそうな道路は沢山あります。そこも上限1,000円になっています。
(具体的な区間は一番下に書かれています。)

だからこそ問題なのです。
渋滞が恒常化した地方部の道路は何か対策はとられるでしょうか?
対策されることを望みますが、うまくいかないでしょう。


本来は、「渋滞をしないように」割引率を設定すべき(無料でも渋滞しない区間は無料にすべき)なんですが、政治的な理由で無理でしょうね。





渋滞しそうな道路(以下列記するのは地方部の道路です)
「東名高速道路」の全線
「名神高速道路」の全線
「東北道」の仙台周辺
「関越道」の花園付近
「中央道」の笹子トンネル以東と中津川以西
「東名阪道」の四日市JCT〜鈴鹿JCT
「東海北陸道」の郡上八幡以北
「阪和道」の対面通行区間
「山陽道」の全線
「高松道」「松山道」の対面通行区間
「九州道」の熊本以北


これだけの道路が渋滞「します」。
言いすぎだとは思いません。
多分もっと渋滞します。

他にも、対面通行区間だと全区間で渋滞、事故渋滞が起こる可能性があります。
posted by tokumei at 20:56| Comment(0) | TrackBack(1) | New 道路に関する記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月18日

オートバックス、ETC車載器&取り付け料を便乗値上げ

オートバックスをはじめとして、各地で便乗値上げが起こっているようです。
助成金分を丸々値上げしてるところもあるようです。
バカくさい話ですね。
もっとも、あんなものはタダで配ればいいのですが。
posted by tokumei at 00:46| Comment(0) | TrackBack(0) | Old/New 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2区間定期料金表の続き

2cukan.JPG

上の画像を見てもらえればわかりますが、従来の運賃に比べて、安くなる区間が20〜50キロの間ではかなりあります。
これを利用しない手はありませんね。
posted by tokumei at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | New JR通勤定期を安くする | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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