2008年04月30日

(また)福田首相の会見を見ました

色々な理由をつけて暫定税率の値上げや社会保障のことを言っております。
途中からばかばかしくて見るのを止めました。
前提が間違っているまま何かしようとすれば全てにおいて間違えるのは当然のことです。

財政は、狂っている最大の原因である「均衡財政」を見直さないとどうしようもありません。
帳簿上のプラスマイナスをあわせるために歳出を削減するものの、削減することによって歳入も減ってしまう。
増税を行うが、狙いは生活するので精一杯な低所得者層なのでトータルでは税収が増えるどころか減る。
公共事業はそのものが必ず割の合う事業ということを忘れ、ただマスコミ他が「無駄な公共事業」と無駄な理由も挙げずに連呼します。
ウソを百回言えば本当のように聞こえます。本当というよりは常識にしてしまうというほうが正しいかなと思います。

もし、本当に財政を立て直したいのならば、お金を循環させるような経済政策、具体的には低〜中所得者層が余分なものにお金を使えるようにする政策をとることです。
その中には当然ですが公共事業による雇用の確保もあります。
他には、高等教育の負担を大幅に減らす、だとか、消費税を撤廃する、だとか、農業など地方でもできる産業でまずまずの収入を得られるようにする、だとか、色々な方法があります。
それから、当然、暫定税率の撤廃は単純な減税になります。
原油価格が高騰しているのですから、この減税は有難いものですよ。
歳入不足は赤字国債から賄えばいいんです。
均衡財政を目指さないと財政が破綻するとか言ってる人もおりますが、むしろ、均衡財政を目指したからこそあれだけ借金が増えたのではないでしょうか。
まあ、財政破綻、するすると言っておきながら兆候すら見えません。
もし数年のうちに財政破綻するのであれば、国債の金利が低利であるはずがありません。

もし歳入を増やしたいのならば、低所得者ではなく、年収数千万以上の高所得者の税負担を増やすことです。税負担を重くすることで海外に高所得者が逃げる?その程度で逃げる人はもうとっくに逃げてるんじゃないでしょうか。


詳しくは、均衡財政の否定をしないと始まらない
http://traffic439.seesaa.net/article/90642157.html

をご覧ください。

この記事へのコメント
毎度どうもですっ!今日はずいぶんとマクロな話ですねー…。公務員試験の勉強をしていた頃を思い出します。
消費税や暫定税率があるほうがいいか、ないほうがいいかという個別の政策は、突き詰めるとある共通点に行き着くというのがワタシの自論です。税金が高いと可処分所得が減る一方でお金が回るようになるので±があり、どっちがいいのかわかりにくいです。ただ、国全体で見ると、借金をするとモノの量が増えないのに通貨量が増えるためインフレになり、いろいろ不利益があるというのが共通点です。これが正しいとすると政策の良し悪しを判断する材料としては「モノ(価値)を生み出す」「エネルギー消費を減らす」政策が良いということになり、消費税も暫定税率もマルというふうにワタシは判断しています。
Posted by マコ at 2008年04月30日 23:28
>>マコさま
税金はかける部分が問題です。
低所得者と高所得者とではお金の使い方が違いますし、貯蓄のあり方も違う。
低所得者〜中所得者には税金による負担をあまりかけずに、高所得者に税金による負担をかけるようにするのが一番ではないかと私は考えていますし、そうしていた時代の景気は良かったです。
消費税も暫定税率も、所得のあるなしに関わらず使用量に関わらず一律にかかってきますので、これほど不平等な税はありません。

借金による通貨の量が増える、ということに現在の日本の財政はあまり関係がないと考えています。
まず第一にお金が廻るかどうかです。
お金が廻らないので借金をしてまで通貨の量を増やしてお金を廻すのです。
お金が廻らない原因を考えると、ここも高所得者層の税負担が軽いから、高所得者層がお金を溜め込んでいるというところに行き着くんじゃないでしょうか。
Posted by tokumei at 2008年05月01日 18:48
早速の返答ありがとうございました!
税金のあり方は政策次第でいかようにもできますから、ワタシも高所得者の方が負担が多いほうがいいのは賛成です。手段として、高所得者から多く取る方法と、全員から比例的に取って低所得者に厚く返すという方法もあります。脱税のしにくさからいうと後者のほうが有利と考えます。
問題は通貨量のところデス。日本の財政はあまり関係ないとのご意見ですが、実はオオアリです!お互いに旧道路公団情報通だと思いますので、一言これを言えばわかってもらえると思うのですが“資金ショートする恐れが高いほど調達金利が上がります”!
つまり、均衡財政が成り立たないと国債の調達金利も上がり、抱えている国債が黙っていても雪だるまになっていき、国家がデフォルトを起こしちゃうのです。そうなると、国民の蓄えた円建ての貯蓄は紙切れになってしまいます。通貨量を増やしてカネまわりが良くなるようにするというのはインフレターゲットといってアメリカが世界恐慌の時にやって成功しましたが、モノの増産が追いついてくることが前提で、今の日本でそれを信じてインフレターゲット政策を取るのはかなりのバクチになると思います。
Posted by マコ at 2008年05月01日 19:06
>>マコさま
均衡財政が成り立たないと破綻すると10年以上前から言われてまだ解決はできていませんが、なぜ今だに国債の金利があれほどまでに低いのにも関わらずあれほど売れるのでしょうか。

原油価格の高騰、サブプライムローンなどの焦げ付きによって投機が色々なものにまでなだれ込んできた結果として、の物価上昇を除いては、現在の日本はデフレと言わざるをえませんが、少なくとも、インフレはデフレよりはマシなのではないでしょうか。
Posted by tokumei at 2008年05月01日 21:49
いちおう、tokumeiさんのリンク(3月の記事)で金利について触れられているので補足しておきますね。
金利は市場原理で決まるので世界市場から10年以内に破綻しないと思われれば金利に影響はしません。現に「第二の国鉄」と言われた道路公団も財投機関債の金利は国債とイコールでした。
要するに破綻だ破綻だと騒ぐことでニュースが面白くなるだけで、本当は破綻でもなんでもないのですが、見えないところで誰かがうまくやっているだけです。
だけどだからといって今までどおりに借金してもいいかというとそうでもありません。あくまで今時点の破綻騒ぎがまやかしであっただけで、本当に問題がないわけではないのですから。破綻騒ぎで本当に金利が動いたときは、動き始めた時点でTHE ENDと思わないといけません。
Posted by マコ at 2008年05月01日 21:59
>>マコさん

>モノの増産が追いついてくることが前提

  日本にはかなりのデフレギャップがあると思うのですが・・・。増産ということでいえば、生産性の向上は十分すぎるくらいだと思います。
  むしろ、日銀が資金供給しても、消費者レベルにまでお金がいきわたっていないことが問題だと思うのです。道路の問題とはそれますが、給与所得者の平均給与は9年連続で減少していますよね。車だって売れていません。こういう状況で消費税を上げたり、緊縮財政を取ることで、どういう事態が起こるでしょうかね。

>均衡財政が成り立たないと

  先進国で完全な均衡財政になっている国ってどこかありましたっけ。
Posted by ろろ at 2008年05月05日 01:05
お騒がせしてすみませんが有用な議論になるように第三反駁します。
インフレと釣り合う増産がどの程度必要かは日本の高度経済成長時代を見ればわかります。最低でもインフレ率より金利のほうが高くなければ投資家が損をしますので、インフレ政策を取れば確実にその率以上に金利があがり、今ある国債の金利で財政が破綻します。
ちなみに、現在の景気の場合、たしかに学校の教科書では「減税・公定歩合の引下げ・財政出動」となりますが、バブル崩壊時にこの政策を取ったものの不良債権問題のせいで景気は回復せず、日本の国債が格下げされ、教科書どおりの処方ができなくなったという反省があります。
もちろん、この情勢で増税や緊縮財政は教科書どおりの答えとは正反対なので普通にやれば景気を悪化させますから、増税をするにしても減税をするにしても、「マクロ経済学」と「ミクロ経済学」の両方で正解が出る方法で政策を実施しなければなりません。
私がこれまで言っていることはマクロ経済学の視点だけで言っており、tokumeiさんやろろさんはミクロ経済学の視点で言っていますのでなかなか噛みあわないのはある意味当然です。現状の難しさは両方の視点で正解になる政策がなかなか無いということです。
均衡財政を取っても単なる延命措置にしかならないのかもしれません。インフレ政策を取って成功する可能性もあります。ただ、道路公団を反面教師としてみた場合、今のところ収支均衡が取られているおかげで破綻の恐れは相当低下しました。ワタシの意見はそれを一番参考になる例として考えています。
Posted by マコ at 2008年05月07日 01:07
>>マコさん

  また質問になってしまって恐縮ですが、 

>均衡財政を取っても単なる延命措置にしかならないのかもしれません。

  マコさんは大変財政や金融関連の知識が豊富な方だとお見受けしますので是非教えていただきたいのですが、均衡財政志向の財政政策を取って延命した国が、今までどこかありましたか?

Posted by at 2008年05月07日 01:53
ワタシも実は公務員試験で勉強した程度の学力なので実際の外国の事例とかは詳しくないんです…。それなりの見識での意見ではありますが、そもそも国のバランスシートは均衡が取れていてあたりまえのもので、崩壊の恐れが指摘されて初めて政策として掲げる必要がでてくると考えます。他国の例を出すとすると、EU加盟条件が財政赤字の一定水準以下にしている例があり、その水準以下であれば均衡が崩れる恐れがないという安全ラインという意味合いがあるのだと思います。反対に、ワタシの記憶にあるのはブラジルが均衡財政ではなくインフレ政策を取って破綻した例があったと思います。だから均衡を取っている間に起死回生のチャンスを待っているのが今の日本なのかなというふうに見ています。
かなり古い記憶なので間違ってたらごめんなさい…
Posted by マコ at 2008年05月07日 21:32
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