2006年09月27日

中国横断道(主に米子道・松江道)の役割と必要性

長い間更新していなかった主な理由は、圏央道シリーズをまとめ
ようとして考えていたらいつまでたっても更新できないので
あきらめたことにあります…開通時期も延期したので
また今度にします。

今回は題名を書き始めは米子道の役割と
していましたが、書いてるうちに鳥取道や岡山道など
中国横断道全般を扱ってしまいましたので題名を変えました。


米子道は中国道落合JCTから山陰道米子JCT/ICまで延びる高速
道路で、縦貫道とはじめて繋がった道路です。
地図を見ますと大阪から米子までまっすぐ繋いでるように見え
ます。実際に米子道区間も北に延びてるわけではなく、落合JCT
から北西に延びています。
このように延びていますので、関西方面−米子の利用だと非常に
使いやすいでしょうが、逆に言えば広島・九州方面からは非常に
使いにくい造りとなっています。岡山・四国方面からは岡山道を
介することでまだ使いやすくはあります。
そのため、米子道の一番の役割は東側−山陰中心部(米子〜松江
〜出雲)へを最短距離で結ぶ役割をしていると言えます。

広島・九州方面−米子へは、尾道・三次・宍道を結ぶ、松江道(
中国横断道尾道松江線)を経由するのが最短になるように計画さ
れています。そのため米子道は、広島・九州方面からの利用はあ
まり想定されていません。松江道は、広島・九州方面だけでなく、
福山・今治方面の利用も見込まれていますから、松江道は西側〜
山陰中心部を最短距離で結ぶ役割をしていると言えます。
実際に、松江−博多の夜行バスはR54、三次IC、中国道を経由
しています。


ここでひとつ疑問が浮かびあがります。
すべて開通した場合に東西どちらからも最短距離で移動できる
ようなルートを選択するよりは、どちらからも利用できるよう
なルートをとって出来るだけ早く整備したほうが良かったので
はないかということです。
前者をAルート(米子道、松江道)、後者をBルートとします。
(Bルートとして一番妥当なのは、備後西城あたりからR314沿い
を北上し、旧横田町(出雲横田駅付近)からR432沿いを北上し
て、東出雲町付近で山陰道にたどり着くルートでしょうか)


米子道は確かに関西−米子・松江・出雲の最短経路ですが、米子道
でなくともそれはできます。鳥取道・山陰道を経由すればいい
だけです。鳥取−米子のR9は交通量が多く、全線にわたり、
需要がある区間です。

九州−米子・松江・出雲はどうでしょう。こちらも本来なら
美祢あたりから分岐する計画である山陰道を経由するのがいいの
でしょうが、いかんせんこちらは出雲以西の需要があまりありま
せん。造られる時期は相当後になりそうです。だったら中国道
と横断道を経由するのが妥当です。Bルートと松江道経由とでは
大した距離の差はありません。

広島・岡山・四国からは岡山道や中国道を経由してBルート
を経由すればいいだけです。これは横断道本来の役割です。
岡山道のルート設定の妥当性についてはどうでしょうか。
こちらもBルートをとった場合、妥当ではないと言えます。
R182福山−東城に並行するようなルートが一番妥当でしょう。
福山や岡山から山陰中心部へ行く場合の双方に配慮されている
ルートです。欠点は高梁を経由しないことですが、アクセス道路
を整備すればよいだけです。


Aルートをとった場合、つまり現状ですが、米子道は全線整備され
ているものの、山陰道は青谷羽合道路と淀江大山〜宍道まで、
出雲まではまだまだ開通せず(斐川までは今年度開通予定)、
松江道は宍道から三刀屋木次だけ開通して他は凍結です。
岡山道は全線開通しているものの鳥取道は志度坂峠道路の一部
以外全線未整備で、関西・岡山−米子・松江は便利になったで
しょうが、山陰間の移動や鳥取(因幡地方)は不便なままです。

Bルートをとった場合、最初に横断道(福山〜松江)と出雲−
米子間の山陰道を整備し、米子以東もある程度まで延伸されてい
た可能性がありますし、鳥取道や播磨道は早いうちに全線開通
して、北条(倉吉)まで整備はほぼ完了していたでしょう。


こう見てみると、Bルートのほうが断然よかったと考えざるを得ま
せん。もちろん、完成形での所要時間が少し長くなりますが、
それでも数十分程度です。極端に長くなるわけではありません。
早期整備のために効率的な整備を行った場所は、九州道・宮崎道や
東北道・八戸道、中国道のような例がありますが、どれもある程度
うまくいっています。

早期の効率的整備と全線開通時に完成度の高い整備、どちらが
よいかは場合によりますが、日本の場合、道路網が貧弱ですから、
早期の効率的整備を目指したほうが良い場合が多いです。
ただ、今回の例の場合、どちらを狙ったわけでなく、山陰の大物
政治家が我田引道したのが真相ではないかと思いますが…。



おまけ
米子道米子JCT、岡山→松江方面(Cランプ)は今年8月に
開通しました。渋滞緩和が期待できます。

北条湯原道路 北条倉吉道路北条?JCT?/IC−倉吉ICは今年度中
に開通します。7月現在では緑色の看板がついていましたから
もしかしたら早い時期の開通があるかもしれません。
完成すれば北条から倉吉の手前まで早くいけるようになりますが
倉吉市内通り抜けが面倒です。

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posted by tokumei at 22:52| Comment(2) | TrackBack(1) | Old 高規格幹線道路を診る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月07日

美作岡山道路を実際に走ってみた

コメントにも何やら書かれていたようなんで、レス代わり
の記事としてみます。ネタ切れというか圏央道関連が中々
進まないのもありますが・・・

数ヶ月前、わざわざ走ってみました。どれだけ使えるのか
ということと初物見たさですね。時間短縮効果を期待した
わけではないです。

今回は熊山→佐伯を利用しました。岡山〜美作までの走行が
レポートに書かれています。

殺伐とした国道2号岡山バイパスを走り、県道37号ランプで
降りました。そのまま県道37号を走行します。途中市街地を
通過します。信号にやや捕まります。山陽ICをすぎ、県道253号
分岐(案内板あり)で右折。右折に時間がかかる場合があります。
県道253号は新興住宅地のせいなのか、信号に捕まりやすい
です。そのまま直進し続けること15分くらいでしょうか、
不安になったころ、熊山ICに到着します。
熊山から佐伯までは僅か数キロですのであっという間に佐伯IC
まで到着してしまいました。出口で赤信号に捕まった後、
右折して県道53号を10分くらい走りつづけますと国道374号
分岐、そこから20km程度走行すれば旧美作町(現美作市)に
到着です。

こういう経路でしたが、県道253号分岐を右折せずに直進して
国道484号を経由して国道374号に出たほうが良かったんじゃ
ないかと地図を見て考えました。信号で捕まる機会が多く、
所用時間短縮には使えません。
そのまま国道2号+国道374号経由でもかなり早いはずです。
最速は、距離的には余分ですが、全線高速道路である
岡山ICから岡山道・中国道経由が一番でしょう。一般的な
利用法ならば1時間を切ることができるはずです。

美作岡山道路に並行している国道374号はかなり走りやすいです。
制限60の区間も多く、県道53号分岐から国道374号を南下すれば
10kmちょっとで和気ICに到着してしまいます。
和気ICから山陽道経由も使えそうです。
和気ICからたかだか35kmくらい快適な国道を走れば旧美作町
に到着しますし、大きくカーブしてる区間も少しありますから
国道を一部改良してしまえばさらに数kmは短縮できます。

改良してしまえばわざわざ高規格道路を造る必要はない、
優先順位は限りなく低いと言えるでしょう。

関西への流出が多いから岡山への道が重要だと言われたら
中国地方の山間部には網のような高速道路網を張り巡らさないと
いけません。
地方の人の流出は日本の全体構造を根本的に変えなければ
どうにもなりません。それは強力な、あらゆる利権が絡む
ために実質不可能です。

岡山と津山を最短経路で繋ぐのならともかく、なぜ半端に
美作と繋いでしまったんでしょうか。近くに播磨道という
立派な高速道路がありながら、なぜ造ってしまうんでしょうか。


理由はわかるんですが、説明していくと、まず間違いなく
1回では書ききれない上にまだ圏央道シリーズが残ってるんで
(更新ペースが遅くてすみません)また今度にします。




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posted by tokumei at 20:29| Comment(5) | TrackBack(0) | Old 地域高規格道路を診る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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